隣の席のみなみくんは笑わない


まぁ。ここまで彼女のことをけなしてきた僕だが、なぜだか彼女を憎めない。



それは、周りにいるみんなもそう感じているだろう。



普通の人間にあんなことを毎日され続けたら、きっと。



いや、間違いなく僕は彼女を抹殺していると思う。



しかし、そんなことが起こらずに今日という日を迎えたのは、彼女の独特な世界観というか、愛嬌というか、なんというか。




まあ、そういうわけなのだ。







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