隣の席のみなみくんは笑わない




そんなあたしをよそに、みなみくんはノートを繊細かつ綺麗な字で埋めていく。




彼の骨っぽい手の甲が色っぽくて、ついつい見惚れちゃう。




あー、今すぐ




「あまがみしたい。食べたい。てかしゃぶりつきたい。」




白くてスベスベで筋張ったエクセレントなこの手!!ホルマリンに漬けて標本にしたいっ!!





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