シンデレラタイム


「で、大丈夫なの?」




仁王立ちに腕を組んで聞いてくる葵。
この人から放たれる威圧感は何なんだろうか。





「…だと思う。」

「もう〜。心配したんだからね!」

「ありがとう。」



葵はニコッと笑ってから、ここってお茶置いてあるよね?とか言って保健室の奥へと消える。




…ってことはこの場にフジと真島とあたしだけで。





この3人ってあの海の家以来だしなぁ。




こう、会話に困るってゆうか。
2人とも全然普通にしてくれてるけど。






何か気まずい…。




「えーっと、2人は…。」

「ああ、俺らはなんか担架でお前運ぶの手伝ったから成り行きでここにいる。」

「あ、そうなんだ。ありがとう。」

「いいえ。」





フジとの会話、速攻で終了。






……………。



……ん!?





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