シンデレラタイム
「失礼しま〜す。よお、光里。」
神様ーーーーー!!!
「すみません、妹が迷惑かけまして。」
「いえ、お大事になさってくださいね。」
「ちょっと光里!誰あれ!」
「兄貴だよ…。」
「普通にイケメンじゃん!」
「イケメン!?」
なに言ってんのこの子は!
葵に保健室の端へと引っ張られ、着いて来たフジと真島も交えてコソコソ会話をした。
あ、そういえば。
「柊大さ、何で来た?」
「は?チャリだけど。」
「チャリ?何台?」
「何で俺が2台で来んだよバカ。」
「どうやって帰んの?」
「俺、チャリ。お前、歩く。」
「はあ!?病人歩かせんの!?」
「お前ピンピンしてんじゃねぇか!」
「じゃあもしさっちゃんだったらどうしてた?」
「とりあえず歩かせない。」
「あたしにもそうしろよ!」
「いいか。紗凪が姫ならお前は召使いだ。」
「せめて娘Aとかにしてくんない。」
「娘ェ〜?バッカお前笑わせんなよ!」
はあ!?!?