シンデレラタイム


「失礼しま〜す。よお、光里。」




神様ーーーーー!!!





「すみません、妹が迷惑かけまして。」

「いえ、お大事になさってくださいね。」





「ちょっと光里!誰あれ!」

「兄貴だよ…。」

「普通にイケメンじゃん!」

「イケメン!?」





なに言ってんのこの子は!




葵に保健室の端へと引っ張られ、着いて来たフジと真島も交えてコソコソ会話をした。






あ、そういえば。




「柊大さ、何で来た?」

「は?チャリだけど。」

「チャリ?何台?」

「何で俺が2台で来んだよバカ。」

「どうやって帰んの?」

「俺、チャリ。お前、歩く。」

「はあ!?病人歩かせんの!?」

「お前ピンピンしてんじゃねぇか!」

「じゃあもしさっちゃんだったらどうしてた?」

「とりあえず歩かせない。」

「あたしにもそうしろよ!」

「いいか。紗凪が姫ならお前は召使いだ。」

「せめて娘Aとかにしてくんない。」

「娘ェ〜?バッカお前笑わせんなよ!」




はあ!?!?




< 136 / 182 >

この作品をシェア

pagetop