シンデレラタイム


「あたしさぁ、自然部入部した。」


たこ焼きを焼きながら、とりあえず2人に報告。



別に柊大はどうでもいいけど、居合わせたから聞いてもらおう。




「自然部ゥ?なにすんだそれ。」

「うーん、山登ったり?世間話したり?詳しくはわかんないんだけど。」

「へぇ。いんじゃね?いつだってやめられんだから、好きなだけやりゃいい。」



おじさんを筆頭に適当な我が家は、いつもこんな感じで受け答えも適当だ。





「お前さ、運動部じゃなくていいの?」



柊大の唐突な問いに首をかしげる。




「なんで?」

「ぶくぶく肥えるぞ。」

「ねぇ〜…ってはあ!?超失礼!」

「本当のことじゃねぇか。」

「肥えるとか、あたし家畜じゃん!」

「よっしゃ、ブー子!食え!」

「むかつく!叩くよ!?」

「おい、前足振りかざすのやめろ!」

「手だよ!」

「おら、焼けてんぞ。さっさと食え2人とも。」



このバカ兄~~~~っ!!


腹立つ!!!


< 18 / 182 >

この作品をシェア

pagetop