シンデレラタイム
「あたしさぁ、自然部入部した。」
たこ焼きを焼きながら、とりあえず2人に報告。
別に柊大はどうでもいいけど、居合わせたから聞いてもらおう。
「自然部ゥ?なにすんだそれ。」
「うーん、山登ったり?世間話したり?詳しくはわかんないんだけど。」
「へぇ。いんじゃね?いつだってやめられんだから、好きなだけやりゃいい。」
おじさんを筆頭に適当な我が家は、いつもこんな感じで受け答えも適当だ。
「お前さ、運動部じゃなくていいの?」
柊大の唐突な問いに首をかしげる。
「なんで?」
「ぶくぶく肥えるぞ。」
「ねぇ〜…ってはあ!?超失礼!」
「本当のことじゃねぇか。」
「肥えるとか、あたし家畜じゃん!」
「よっしゃ、ブー子!食え!」
「むかつく!叩くよ!?」
「おい、前足振りかざすのやめろ!」
「手だよ!」
「おら、焼けてんぞ。さっさと食え2人とも。」
このバカ兄~~~~っ!!
腹立つ!!!