シンデレラタイム
班長のクリリンがインターホンを鳴らして出てきた30代ぐらいの女の人。
「あなた達ね!榎本(えのもと)です、よろしくね。」
人懐っこい笑顔を振りまく榎本さん。白いタンクトップが何とも似合う、アウトドアな感じ。
一通り挨拶をしていたら、奥から健康的に焼けたお30代くらいの男の人が出てきた。
くわえ煙草をここまで格好よくやってのける人がいるだろうか…。
スーツとかビシッと着こなせば、ダンディな感じになるんだろうけど。
「お前らか。行くぞ。」
榎本さんはそれだけ言って、あたし達四人をトラックの荷台に放り込み車を発進させる。
「トラックの荷台初めて乗ったけど気持ちいいね!」
葵の言葉に首を縦に振る。
キャーキャー騒いでいると、目的地に着いたらしく、榎本さんに出ろと言われ荷台から降りる。
「じゃ、ここ手伝ってもらう。」
「「「「海の家?」」」」
「女は接客、男は料理。」
た、楽しそう!!