麗雪神話~青銀の王国~
3
翌日、第一の試練がはじまった。
セレイアたちラピストリ候補たちはある部屋の前の廊下で待たされ、一人一人面接形式で試練が行われていた。
この試練で毎回候補者が半数程度に絞られると係の者から説明があった。
いったいどんな試練なのかは、説明されていない。
(とにかく、面接だったら、不自然にならない程度に無礼にふるまえばいいのよ)
セレイアがこぶしを握り締めて決意を固めていると、セレイアの番がやってきた。
「12番、セレイア、入りなさい」
「…はい」
セレイアはごくりと生唾を飲みこんでから、そっと扉を開けて中に入った。
中はあまり広くないうえ、装飾も控えめの、いわゆるふつうの部屋のようだった。
騎士たちと、おそらく聖職者の者達が、ひとつの卓を囲んでずらりと座している。
その真ん中に、青い布の置かれた台のようなものがあった。
布の上には、ふたつの謎の石が置かれている。
セレイアたちラピストリ候補たちはある部屋の前の廊下で待たされ、一人一人面接形式で試練が行われていた。
この試練で毎回候補者が半数程度に絞られると係の者から説明があった。
いったいどんな試練なのかは、説明されていない。
(とにかく、面接だったら、不自然にならない程度に無礼にふるまえばいいのよ)
セレイアがこぶしを握り締めて決意を固めていると、セレイアの番がやってきた。
「12番、セレイア、入りなさい」
「…はい」
セレイアはごくりと生唾を飲みこんでから、そっと扉を開けて中に入った。
中はあまり広くないうえ、装飾も控えめの、いわゆるふつうの部屋のようだった。
騎士たちと、おそらく聖職者の者達が、ひとつの卓を囲んでずらりと座している。
その真ん中に、青い布の置かれた台のようなものがあった。
布の上には、ふたつの謎の石が置かれている。