麗雪神話~青銀の王国~
4
(バカバカ、私のバカ! 単純に行動してれば落選できたのに!)
第二の試練によって、候補者は5名にまで絞られたと聞かされた。
その中に、レティシア、シルフェの名前もあった。
「大丈夫よ。レティシア王女殿下が残っているのですもの、私たちが選ばれることなんてないわ」
サロンにて、シルフェがのほほんとお茶を飲みながら言う。
シルフェはセレイアと違い、全然焦りを感じていないようだった。
常におっとりとして、か弱そうに見えるのにとんでもない肝っ玉である。
セレイアはシルフェのようにはなれなかった。
「万が一、選ばれてしまったらって考えると、……
あああ~~!! 私、外の空気を吸ってくる!!」
サロンから飛び出し、セレイアはがむしゃらに外に向かった。
監視役の騎士たちがすかさずついてくるが、構わない。最近はあまり気にならなくなってきたところだ。
第二の試練によって、候補者は5名にまで絞られたと聞かされた。
その中に、レティシア、シルフェの名前もあった。
「大丈夫よ。レティシア王女殿下が残っているのですもの、私たちが選ばれることなんてないわ」
サロンにて、シルフェがのほほんとお茶を飲みながら言う。
シルフェはセレイアと違い、全然焦りを感じていないようだった。
常におっとりとして、か弱そうに見えるのにとんでもない肝っ玉である。
セレイアはシルフェのようにはなれなかった。
「万が一、選ばれてしまったらって考えると、……
あああ~~!! 私、外の空気を吸ってくる!!」
サロンから飛び出し、セレイアはがむしゃらに外に向かった。
監視役の騎士たちがすかさずついてくるが、構わない。最近はあまり気にならなくなってきたところだ。