さぁ、オレと恋をしてみようか
お母さんは、袋からプリンを出し、キラキラした目で見てたのを、わたしにうつした。
「うん。わたし〝オクダ〟2年振りに行ったんだよね。高校卒業してから、行ってなかったみたいで。そしたら、おじさんとおばさんがいなくて、息子さんが継いでたから、ビックリしたの」
「あー、そうそう。ちょうど芽衣子が卒業したあとくらいに、息子さんが継いだんだよねぇ」
そうだったんだぁ。それだもん、わたしは面識ないわけだ。
「ふーん。でもさ、そんな年でもなかったよね?あの息子さんだって、わたしよりは上だろうけど、まだ若い感じだったし」
お母さんは、わたしを20歳で産んでる。
つまりは、今のわたしの年で、もう母になってたってこと。
だからもし、あのお兄さんが今30歳だとして、20歳で産んでたら現在50歳ってこと。
30歳で産んでても、60歳。引退するにしちゃ、早すぎるような気もするというか。
「それがね、わかんないんだよねぇ。急に、あの息子さんに変わってたのよ。ご近所さんもね、気になって聞いたことがあるんだって。でも〝家庭の事情〟とかで、詳しくは教えてくれなかったんだって」
「へぇ〜」
なんか、気になる…。急に変わって、しかも話したがらないってことは、何かがあるってこと。
「うん。わたし〝オクダ〟2年振りに行ったんだよね。高校卒業してから、行ってなかったみたいで。そしたら、おじさんとおばさんがいなくて、息子さんが継いでたから、ビックリしたの」
「あー、そうそう。ちょうど芽衣子が卒業したあとくらいに、息子さんが継いだんだよねぇ」
そうだったんだぁ。それだもん、わたしは面識ないわけだ。
「ふーん。でもさ、そんな年でもなかったよね?あの息子さんだって、わたしよりは上だろうけど、まだ若い感じだったし」
お母さんは、わたしを20歳で産んでる。
つまりは、今のわたしの年で、もう母になってたってこと。
だからもし、あのお兄さんが今30歳だとして、20歳で産んでたら現在50歳ってこと。
30歳で産んでても、60歳。引退するにしちゃ、早すぎるような気もするというか。
「それがね、わかんないんだよねぇ。急に、あの息子さんに変わってたのよ。ご近所さんもね、気になって聞いたことがあるんだって。でも〝家庭の事情〟とかで、詳しくは教えてくれなかったんだって」
「へぇ〜」
なんか、気になる…。急に変わって、しかも話したがらないってことは、何かがあるってこと。