さぁ、オレと恋をしてみようか
「ねぇ、早く芽衣子も食べて!お兄さんの杏仁豆腐!!」
あー、もうこれ確実お父さんをイジメてるな。
〝お兄さん〟って、強調してたし…。
しかも〝お兄さんの杏仁豆腐〟って!!なんかチガウ!
でも、店を出てからずっと気になってた杏仁豆腐。
お父さんのことは、放っておこう。と、フィルムを剥がし、スプーンで少しすくうと、それを口に運んだ。
「……!おいしー!」
「でしょでしょー!?美味しいよねー!!」
もう、お母さんじゃない。オンナ友達だよね、このノリ…。
でも、ホントに美味しかった。舌触りもよくて、杏仁豆腐独特の、この味がたまらない!
「わたし、プリンより好きかも…」
「うん、お母さんもー!!」
やっぱり、お母さんもか。ふ、と思わず笑うと少しの間黙ってたお父さんが、口を開いた。
「お前ら、プリンも食べたのか…。オレだけ仲間外れにしやがって…」
『あ…』
思わず、お母さんと言葉が重なった。
あー、もうこれ確実お父さんをイジメてるな。
〝お兄さん〟って、強調してたし…。
しかも〝お兄さんの杏仁豆腐〟って!!なんかチガウ!
でも、店を出てからずっと気になってた杏仁豆腐。
お父さんのことは、放っておこう。と、フィルムを剥がし、スプーンで少しすくうと、それを口に運んだ。
「……!おいしー!」
「でしょでしょー!?美味しいよねー!!」
もう、お母さんじゃない。オンナ友達だよね、このノリ…。
でも、ホントに美味しかった。舌触りもよくて、杏仁豆腐独特の、この味がたまらない!
「わたし、プリンより好きかも…」
「うん、お母さんもー!!」
やっぱり、お母さんもか。ふ、と思わず笑うと少しの間黙ってたお父さんが、口を開いた。
「お前ら、プリンも食べたのか…。オレだけ仲間外れにしやがって…」
『あ…』
思わず、お母さんと言葉が重なった。