髙木先生に溺愛されて
今、私の目の前にいる
白ネコ引っ越しセンターの
業者さんは………。
高校の同級生の古山 樹生。
「なんで樹生くんがいるの?!」
「まぁ、働いてるわけ。
てか姫亜って………えぇ?!
なんで髙木先生がいるんすか?!」
あれ、心路?
「まぁ、俺と姫亜は今年
結婚したからな。
あ、鹿沼 姫亜じゃなくて
髙木 姫亜だからな?
ごめんなぁ、古山〜。
俺が奪っちゃって〜。」
「チッ!
別に悲しくなんてないっすよ!
それより引っ越しの荷物出しとか
今からしますよ?!」