初体験
そんな会話をしていると、ドアがあいた。

「えー、今日は少し遅れてしまってすいませんでした。
打ち合わせをしていまして、
まぁ、余談はこれほどにして、本題です。今日からこのクラスに新しく転校生がやっていました。みんな拍手〜♪」

おおおおおお。この時期に転校生かぁ。

先生も嬉しそうだなぁ。

女の子かなー、男の子かなー。

ちょっとワクワクしちゃう。

「山野、入っていいぞー」

ガラガラ…。

「「「「おおおおおおー」」」」

なんだ、おい。みんなのその変なリアクションは。

みんなが注目しているところを私もみた。

おおおおおおー

って私も…。

まぁそのとおり、おおおおおおーっていうぐらいの美形男子。

うらやましい。

でもなんかみたことあるよーな。

ありえないありえない。

こんなイケメンが知り合いにいるなんてありえない!!

「山野 柊真 ヤマノ トウマです。宜しくお願いします。」

あれ、やっぱ聞いたことある。

いやいや、同じ名前の人なんてたくさんいるって…。

「あ、いた。優希〜」

「え。」
< 5 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop