ひまわりな私。




いつもならどきどきする放課後。
だけど今日は嫌でしかたない…



鞄を持って靴箱に行くと…



陽ちゃんはいつもと同じ笑顔で私を待ってた。




「花梨~お疲れモードか??」

陽ちゃんは私の頭を優しく撫でた。






パッ―


顔をそらした。


私は無言で靴に履き替えた。



「花梨??怒ってる??」

陽ちゃんは優しく聞いてくる。



「ううんっ怒ってないよっ…帰ろっか~」



私は無理やり笑顔を作って陽ちゃんに言った。








いつもなら言う。この瞬間に、

大好きだよ???



もう言えない。


ひまわりの事だって、


もう言えない。




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