女総長はお嬢様(2)
赤「俺のいとこ、関西の方にいるんだ」
ビクッ!
…関西
赤「そいつ、鬼桜って族の総長を探してんだと」
鬼桜…
あいつらのところにはちゃんと手紙が届いてるはずなのに
まだ私なんかを探してんのか
赤「こっちになんているはずないのにな…ってお、おい」
志「えっ??」
私の頬に生暖かいものが流れた
赤「なんか悪いことしたんなら謝るから、泣くなって」
焦ってる…
でも…
志「とめ…た…い…の…に…ヒクッ…と…ま、ら…ない…」
赤「も、もしかして、お前が鬼桜の総長なのか!?」
…もういいよね
言っても…
この人はなんか大丈夫な気がする
志「(コクン)…」