女総長はお嬢様(2)
<海都said>
組の代表として
いろんな人に挨拶をしていると
「少しお時間よろしいですか、海都さん」
これが…
志織さんか、
雰囲気が素晴らしい方ですね
海「もちろんですよ」
そして、静かに話せるところに移動した
志「ごめんなさい」
海「それはどれについての謝罪ですか」
勝手に消えたこと
組に乗り込んできたこと
どれもこの人が悪いなんて誰も思っていない
志「組に乗り込んでいったとき、とにかく何か行動しないと、と焦っていました」
相談をする人もいなかったと聞きました
志「時間もなかったもので…」
確かにこの方の周りには誰もいなかった
…いや
言いたくても言えなかったんだろう
志「改めてちゃんと謝らないとって思って」
海「そ、そんなこ「本当にごめんなさい」
この人のことは
いろんな方から話を聞きました
この人は誰かのために動く人
そして…、私の主を救える人だと
海「頭を上げてください」