女総長はお嬢様(2)
<志織said>
海「あなたが悪いんではないです」
えっ……。
海「雅って方が悪いだけです、あなたが謝ることはありません」
…優しい人だ
あの時、私の勝手な判断で
日向の組をつぶしそうになったのに
海「…組長は今でもあなたを待ってます」
…日向
海「もちろんほかの皆さんも」
そんなの分かってる
でも、
雅を止めなくちゃ
この戦いは私の手で終わらさないと
志「これ以上はここではお話しできませんので、移動しましょうか」
きっと
ここでも会話は学に聞かれてる
だけどこの先は聞かれるわけにはいかないからな
志「この続きは後ほど」
そう海都さんにだけ聞こえるように言った