女総長はお嬢様(2)
<志織said>
kingに会うまでにこんなことがあったなんてな
大好きだった人が目の前で死ぬのは
とてもつらいことだ……
健「今でも、俺は……さみしくなる時がある」
志「仲間がいるのに?」
健「…あぁ」
仲間いるのにさみしくなるなんて…
…もしかして
志「甘えたいってことなのか…」
健「!!」
健は今まで父さんに迷惑にならないように
していたから甘え方が分からないのかな
でも少しぐらい…甘えたいんだろうな
健「それもあるが…たぶん」
志「たぶん…」
健「誰かに俺のこと認めてほしい受け止めてほしいって思ってんだろうな」
前の私だったら無理だったかもな…
今なら…
志「私でいいなら健の支えになりたい」
健「同情か…」
志「違う‼‼同情なんて健もされたくないと思うし
私も同情なんかしたくない!
私はただ健の支えになりたいんだ!
健、今まで1人で頑張ったね!
でもこれからは一緒に頑張ろ」