私に言って

あ・・・


「あ、葵ちゃん!」

「あ、おはよう!雪ちゃんもこの千鳥高校だったんだね!」



葵ちゃんは笑った。

彼女は中学生の頃、私と同じクラスだった子だ。

おとなしい子だったけれど、とても優しい子だ。



「葵ちゃんと一緒でよかった」

「ちょっと!うちの事を忘れないでよ!」

「え?」



葵ちゃんの後ろには、低学年の頃一緒のクラスだった夏樹ちゃんがいた。

< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop