ころっとね。
「はい、はい、ごめんなさーい。もう言いませーん。」

龍がニヤけながら謝罪する。

「…お前その顔やめろ。沈めるぞ。」

「俺は何度でも這い上がってこれる男だ。」

ふははっと、言い放った。

「…海里ってさ、逢坂だったら怒んねぇのに、一ノ瀬だったら怒るのな。」

龍の事はサラッと無視しながら言う。

「そりゃ、当然だろ海里ははぐちゃんのことが…。」



ゲシッ

海里がプールにいる龍の頭をおもいっきり踏みつけ沈めている。

「…幼馴染みとして心配だからだよ。」

龍を睨みつけながら言う。

「わ、わかったから離してやれ。まじで龍死ぬから。」


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