地味優等生→リアルシンデレラ ~みつけてください王子さま~
ユイちゃんのクラスは他の模擬店と比べてすごく繁盛していて、中に入れない人もいるくらいだった。
様々なコスプレをした子達が接客していて、女の子の可愛い姿見たさに男子がこぞって窓から覗いている。もちろん、女子もドラキュラや新撰組に扮した男子目当てに来ていて、目をハートに輝かせていた。
「すごい人……や、やっぱり、もういいかな……どこか他の所に」
「何言ってんの、ほら、行くよ」
大事にたこ焼きを抱えたユイちゃんは平然と教室の中に入っていき、一段高くなっている教壇の上でたむろしている同じクラスの友達に、差し入れと言ってたこ焼きを1パックあげた。
「あ、一応璃子もお客さんだから、飲み物は?」
「え、えと、じゃあ、オレンジジュースで」
「璃子ちゃんね、それで、誰か指名はある?」
ユイちゃんからたこ焼きをもらった、ショートカットでハキハキとした喋り方の女の子がクーラーボックスから缶のオレンジジュースを差し出して尋ねた。
「指名?」
「そ、ここで飲み物やデザートを頼んでくれたお客さんに、コスプレした店員を指名してもらって、接客をさせてもらう仕組みになってるの」
様々なコスプレをした子達が接客していて、女の子の可愛い姿見たさに男子がこぞって窓から覗いている。もちろん、女子もドラキュラや新撰組に扮した男子目当てに来ていて、目をハートに輝かせていた。
「すごい人……や、やっぱり、もういいかな……どこか他の所に」
「何言ってんの、ほら、行くよ」
大事にたこ焼きを抱えたユイちゃんは平然と教室の中に入っていき、一段高くなっている教壇の上でたむろしている同じクラスの友達に、差し入れと言ってたこ焼きを1パックあげた。
「あ、一応璃子もお客さんだから、飲み物は?」
「え、えと、じゃあ、オレンジジュースで」
「璃子ちゃんね、それで、誰か指名はある?」
ユイちゃんからたこ焼きをもらった、ショートカットでハキハキとした喋り方の女の子がクーラーボックスから缶のオレンジジュースを差し出して尋ねた。
「指名?」
「そ、ここで飲み物やデザートを頼んでくれたお客さんに、コスプレした店員を指名してもらって、接客をさせてもらう仕組みになってるの」