地味優等生→リアルシンデレラ ~みつけてください王子さま~
目をうるうるさせて、それでも力強く訴える姿に胸打たれた。
「大丈夫ですよ、お子さんが台の上に乗って、お母さんが体を支えてあげればできるはずですから」
提案するとお母さんは申し訳なさそうにお礼を言って、マサト君は嬉しそうに跳び跳ねている。その喜びようにこちらが嬉しくなる。
おもちゃの射的銃の使い方を説明して、本当なら肘を置く台にマサト君に乗ってもらい、お母さんが落ちないよう支える。
弾は1回5個で、雛壇に並んだ景品はキャラメルや指人形、ドロップ缶などが並んでいる。
最初の弾は雛壇に当たった。2発目も景品とは離れた所に。潤み出す大きな瞳。お母さんが勇気づけ、私も応援するが、射的のコツは分からないので頑張れとしか言えないでいると……
「どれが欲しい?」
洸君が近寄ってきて、マサト君に尋ねた。
「……お菓子」
「多分、キャラメルのことだと思います」
半べそをかくマサト君の言葉をお母さんが補う。洸君はその的を確認して「お母さん、ちょっと変わってもらえますか?」と、マサト君を支えて銃を構えてもらった。
「大丈夫ですよ、お子さんが台の上に乗って、お母さんが体を支えてあげればできるはずですから」
提案するとお母さんは申し訳なさそうにお礼を言って、マサト君は嬉しそうに跳び跳ねている。その喜びようにこちらが嬉しくなる。
おもちゃの射的銃の使い方を説明して、本当なら肘を置く台にマサト君に乗ってもらい、お母さんが落ちないよう支える。
弾は1回5個で、雛壇に並んだ景品はキャラメルや指人形、ドロップ缶などが並んでいる。
最初の弾は雛壇に当たった。2発目も景品とは離れた所に。潤み出す大きな瞳。お母さんが勇気づけ、私も応援するが、射的のコツは分からないので頑張れとしか言えないでいると……
「どれが欲しい?」
洸君が近寄ってきて、マサト君に尋ねた。
「……お菓子」
「多分、キャラメルのことだと思います」
半べそをかくマサト君の言葉をお母さんが補う。洸君はその的を確認して「お母さん、ちょっと変わってもらえますか?」と、マサト君を支えて銃を構えてもらった。