地味優等生→リアルシンデレラ ~みつけてください王子さま~
「真ん中じゃなくて、上の端っこを狙うんだ」
真剣な横顔、銃の狙いを定める。
「さ、打って!」
パンっと放たれた弾は狙っていたキャラメルに当たる。けれど少し回転しただけで、倒れてはいない。
不安そうなマサト君に、洸君が「大丈夫、お兄ちゃんに任せて」と励ます。
射的の周りには野次馬が増えていく。私も両手を握り締めて当たることを願う。
再び、狙いを定めて構えた。
皆が息を飲んで見つめる。
発射の時に鳴った乾いた音、そして……
「やったぁ!!倒れたっ!」
その場が拍手に包まれて、私も拍手する。洸君とマサト君もハイタッチして喜び、見事に倒したキャラメルを貰う。マサト君はお母さんに誇らしげに見せていた。
洸君もそれを嬉しそうに見て、拍手していた私に気づいて側に来ると、両手を上げた。私も腕を上げて、その手にハイタッチする。
真剣な横顔、銃の狙いを定める。
「さ、打って!」
パンっと放たれた弾は狙っていたキャラメルに当たる。けれど少し回転しただけで、倒れてはいない。
不安そうなマサト君に、洸君が「大丈夫、お兄ちゃんに任せて」と励ます。
射的の周りには野次馬が増えていく。私も両手を握り締めて当たることを願う。
再び、狙いを定めて構えた。
皆が息を飲んで見つめる。
発射の時に鳴った乾いた音、そして……
「やったぁ!!倒れたっ!」
その場が拍手に包まれて、私も拍手する。洸君とマサト君もハイタッチして喜び、見事に倒したキャラメルを貰う。マサト君はお母さんに誇らしげに見せていた。
洸君もそれを嬉しそうに見て、拍手していた私に気づいて側に来ると、両手を上げた。私も腕を上げて、その手にハイタッチする。