地味優等生→リアルシンデレラ ~みつけてください王子さま~
どういうこと!?と更に混乱する私に、ユイちゃんが追い打ちをかけた。
「知ってる?璃子たちが体育館から出た後、二人のことを追いかけた奴がいて、その時の写真がSNSに顔を伏せて乗せられてんの。でも、確実にうちの学校の人間なら璃子たちだって分かるけどね」
「そんな、全然、気付かなかった……!」
デートを見られてた?ずっと?
恥ずかしさに顔を俯ける。その場にいる皆が、私たちのデートを傍観していたというのと同じなのだ。
「立花もさ、はっきりしたことは言わないけど、落としたイヤリングはあいつが持ってるんだって。その、もう片方を持ってる人がシンデレラだって言ってんの」
ひー君が拾ってくれたんだ!とりあえず安心する。無くしたものだと思っていたから。手の中のプリムラの花が、光に反射してきらりと光る。
彼も、このプリムラの花を見て私を思ってくれているのかな、と考えて頬が緩んだ。
そしてユイちゃんから、そのSNSに乗ったものを見せてもらうと、確かに私とひー君が並んで歩く所や、ゲームセンターで遊ぶ所、さらに公園での……
「知ってる?璃子たちが体育館から出た後、二人のことを追いかけた奴がいて、その時の写真がSNSに顔を伏せて乗せられてんの。でも、確実にうちの学校の人間なら璃子たちだって分かるけどね」
「そんな、全然、気付かなかった……!」
デートを見られてた?ずっと?
恥ずかしさに顔を俯ける。その場にいる皆が、私たちのデートを傍観していたというのと同じなのだ。
「立花もさ、はっきりしたことは言わないけど、落としたイヤリングはあいつが持ってるんだって。その、もう片方を持ってる人がシンデレラだって言ってんの」
ひー君が拾ってくれたんだ!とりあえず安心する。無くしたものだと思っていたから。手の中のプリムラの花が、光に反射してきらりと光る。
彼も、このプリムラの花を見て私を思ってくれているのかな、と考えて頬が緩んだ。
そしてユイちゃんから、そのSNSに乗ったものを見せてもらうと、確かに私とひー君が並んで歩く所や、ゲームセンターで遊ぶ所、さらに公園での……