地味優等生→リアルシンデレラ ~みつけてください王子さま~
なんかショック!!
いや、まぁ、当たり前なんだろうけど。
コンタクトの上にだて眼鏡をして、髪は一つにまとめて飾り気もなく、化粧なんて一切してない、地味で冴えない私に気がつくはずがないのだから。
もしかして、ひー君も……
「もう一回、変身させてあげようか?璃子がシンデレラだって……」
「ううん、いい。でも、ありがとう」
握り締めたイヤリングを見下ろして首を振る。
「璃子、ほんとに良いの?」
心配そうなユイちゃんに顔を向けて頷く。
「……なんだか嘘をついてるみたいで。それにね、彼に私を、柊璃子を好きだって言ってほしいの」
誤魔化さないで、私自身を見てもらう。柊璃子として、もう一度、想いを伝えようと思う。不器用でも、不格好でも。
「そっか。……なんか、強くなったね」
「そう?でも、だとしたら、ユイちゃんや彩音のおかげだと思う」
改めてお礼を言ったら、ユイちゃんは決まり悪そうにこめかみを掻いていた。
いや、まぁ、当たり前なんだろうけど。
コンタクトの上にだて眼鏡をして、髪は一つにまとめて飾り気もなく、化粧なんて一切してない、地味で冴えない私に気がつくはずがないのだから。
もしかして、ひー君も……
「もう一回、変身させてあげようか?璃子がシンデレラだって……」
「ううん、いい。でも、ありがとう」
握り締めたイヤリングを見下ろして首を振る。
「璃子、ほんとに良いの?」
心配そうなユイちゃんに顔を向けて頷く。
「……なんだか嘘をついてるみたいで。それにね、彼に私を、柊璃子を好きだって言ってほしいの」
誤魔化さないで、私自身を見てもらう。柊璃子として、もう一度、想いを伝えようと思う。不器用でも、不格好でも。
「そっか。……なんか、強くなったね」
「そう?でも、だとしたら、ユイちゃんや彩音のおかげだと思う」
改めてお礼を言ったら、ユイちゃんは決まり悪そうにこめかみを掻いていた。