地味優等生→リアルシンデレラ ~みつけてください王子さま~
友達と一緒だった彼が、誰よりも先に振り返る。息を切らして、まとめていた髪もぼさぼさな私に気づいて、駆け寄ってくれる。
「どうした!?」
「あ、あのね、私、ちゃんと言えていないことがあって……」
「うん?」
後ろで友達が訝しげに私たちを見ている。彼はそれに気がつくと「場所変えようか?」と彼等から離れようと歩き出していた。
私はぐずぐずしていたら、また気持ちを伝えきれなくなってしまうかもしれないと焦って、思いきり息を吸って……
「好きです!」
思いきり大きな声を出していた。
驚いて固まるひー君は、次第に顔が赤くなっていく。私もそれと比にならないほど、赤面しているのは見なくとも分かる。
「私は、この通りダサいし、誰にも気付かれない空気みたいな存在で……でも、そんな私に気付いてくれて、一緒に居るとすごくドキドキして、それが心地よくて、ずっと傍に居たいって思って……あの、だからね……っ」
「どうした!?」
「あ、あのね、私、ちゃんと言えていないことがあって……」
「うん?」
後ろで友達が訝しげに私たちを見ている。彼はそれに気がつくと「場所変えようか?」と彼等から離れようと歩き出していた。
私はぐずぐずしていたら、また気持ちを伝えきれなくなってしまうかもしれないと焦って、思いきり息を吸って……
「好きです!」
思いきり大きな声を出していた。
驚いて固まるひー君は、次第に顔が赤くなっていく。私もそれと比にならないほど、赤面しているのは見なくとも分かる。
「私は、この通りダサいし、誰にも気付かれない空気みたいな存在で……でも、そんな私に気付いてくれて、一緒に居るとすごくドキドキして、それが心地よくて、ずっと傍に居たいって思って……あの、だからね……っ」