地味優等生→リアルシンデレラ ~みつけてください王子さま~
こそっと耳打ちされて、私は恥ずかしさに首を振る。
「洸君にとって私は友達だから……」
「名前で呼び合ってるんだから、ただの友達だけじゃないと思うけど?」
「そ、そうかな……だと、良いな」
「うん、璃子もなんか変わった。可愛くなったよ」
ユイちゃんに褒めてもらえて純粋に嬉しくて、照れ笑いしてしまう。
「こら、俺を置いてイチャイチャしない!」
台所から戻ってきた洸君は大盛りの唐揚げが乗ったお皿を持って来て、それをテーブルの真ん中に置くと、私とユイちゃんの間に割り入って座った。
「ちょっと!璃子の隣なら反対側も空いてたじゃない!なんで間に入んのよ!?」
「えー、いいじゃん、俺真ん中が良い」
「狭いんだけど?」
「それはユイが太……っイデデ!?」
物凄い形相で洸君の耳朶をつまみ上げるユイちゃん。洸君の目に涙が溜まっている。
「そ、それくらいにしてあげた方が……」
見かねて間に入ると、ユイちゃんはやっと手を離して箸を持ち、唐揚げの山から一つ取って口に放り込んだ。
「洸君にとって私は友達だから……」
「名前で呼び合ってるんだから、ただの友達だけじゃないと思うけど?」
「そ、そうかな……だと、良いな」
「うん、璃子もなんか変わった。可愛くなったよ」
ユイちゃんに褒めてもらえて純粋に嬉しくて、照れ笑いしてしまう。
「こら、俺を置いてイチャイチャしない!」
台所から戻ってきた洸君は大盛りの唐揚げが乗ったお皿を持って来て、それをテーブルの真ん中に置くと、私とユイちゃんの間に割り入って座った。
「ちょっと!璃子の隣なら反対側も空いてたじゃない!なんで間に入んのよ!?」
「えー、いいじゃん、俺真ん中が良い」
「狭いんだけど?」
「それはユイが太……っイデデ!?」
物凄い形相で洸君の耳朶をつまみ上げるユイちゃん。洸君の目に涙が溜まっている。
「そ、それくらいにしてあげた方が……」
見かねて間に入ると、ユイちゃんはやっと手を離して箸を持ち、唐揚げの山から一つ取って口に放り込んだ。