わ、私はあなたのことが大っ嫌いです!②

席についてもクラスの人(主に女子)からスゴく視線が来る。

「はぁ〜」

ここで三度目の長〜いため息。

痺れを切らしたのか、女子3人が私の所へ

「仲井さん……なんで変装してないの?」

「仲井さん……そろそろ私達を弟子に……」

「ムリ。弟子は要らない。変装はもうバレたからやーめた。以上」

そう私は地味子(変装)を卒業したのです。

変装をやめて初の登校は何故か視線を感じ、

廊下を歩くとそれまた視線を感じ、

教室に入るとまたまた大量の視線を感じ、

「はぁー」

ため息が出続けてるんです。

あっこれで四度目のため息。


ピンポン・パンポン

「理事長からお呼びです。仲井 優愛さん、仲井優愛さん至急理事長室へ来てください。」

ピンポン・パンポン

「あぁ?理事長室?めんどっ」



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