みんなの冷蔵庫(仮)1
冷蔵庫の説明
京極が「下校中に立ち寄った」と言ったということは、シグマは家出の事を内緒にしているということだ。
それが少し嬉しかった。
「なぜ練習したか、と、いうよりも、僕としては練習などしなくても、シグマにその力があると思っていたんだ」
京極はテーブルについていた肘を離し、身を乗り出した。
「簡潔に言う。手からピンク色の光を出す何者かに、消された人がいる」
「人?!」
私は驚きよりも恐怖が先にたち、嘘だと言って欲しいと、すがるような目で京極を見た。
それが少し嬉しかった。
「なぜ練習したか、と、いうよりも、僕としては練習などしなくても、シグマにその力があると思っていたんだ」
京極はテーブルについていた肘を離し、身を乗り出した。
「簡潔に言う。手からピンク色の光を出す何者かに、消された人がいる」
「人?!」
私は驚きよりも恐怖が先にたち、嘘だと言って欲しいと、すがるような目で京極を見た。