みんなの冷蔵庫(仮)1
「裸で抱き合うなんて獣みたいなセックス、好みじゃないんだ。色んな衣裳に身を包んだ女性を抱く。これこそ本当のセックス!」


京極は両手を広げて上に上げ、まるで立派な演説かのように清々しい顔をした。

目眩がしそう……。

なぜこの人は無駄に見た目がいいんだろうか。

神を怨みたくなる。


「キョンキョン凄い!」


シグマがまた興奮気味に目を輝かせた。

シグマも年頃の男の子だから、こういうのに興味があるのだろう。

シグマにまで影響が及ぶのはなんとか避けたい。

その思いでなんとか気力を振り絞り立ち上がる。


< 163 / 491 >

この作品をシェア

pagetop