みんなの冷蔵庫(仮)1
怖い!
助けて!
佐田さん!!
なぜか頭の中には佐田さんが――佐田さんしか浮かばず、必死に抵抗しながら佐田さんを想った。
後から追い付いて来た二人の男に両腕を掴まれ、引きずられるようにコンビニとは反対方向へ連れて行かれる。
先程の車が近付いて来て、男の一人が後部座席のドアを開く。
「助けて! 佐田さん!!」
もう駄目だ、と思うと叫んでいた。
私はジタバタすることもできない位強い力で引きずられ、車に押し込められそうになる。
足音がした。
規則正しく水音を立てて、物凄い勢いで近付いてくる足音が。
助けて!
佐田さん!!
なぜか頭の中には佐田さんが――佐田さんしか浮かばず、必死に抵抗しながら佐田さんを想った。
後から追い付いて来た二人の男に両腕を掴まれ、引きずられるようにコンビニとは反対方向へ連れて行かれる。
先程の車が近付いて来て、男の一人が後部座席のドアを開く。
「助けて! 佐田さん!!」
もう駄目だ、と思うと叫んでいた。
私はジタバタすることもできない位強い力で引きずられ、車に押し込められそうになる。
足音がした。
規則正しく水音を立てて、物凄い勢いで近付いてくる足音が。