みんなの冷蔵庫(仮)1
もう何を言われても信用なんてできない。
私をトカゲの尻尾か何かと勘違いしてる。
ひど過ぎる!


「くらら、それは違う。シグマは襲われてはいない。ただ奴らからの接触があったんだ」


京極が私をなだめようと、背中に手を回そうとした。


「もういい!」


その腕を払いのけ、私は京極の頬を平手で打った。

かなり大きな音が響き、京極の白い肌がみるみる赤くなる。

京極は頬を手で覆う事もせず、冷静にただ真っ直ぐ私を見ている。

右手も痺れたけど、それよりも、胸の奥の方が痛かった。


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