みんなの冷蔵庫(仮)1
共同生活の始まり
「くららちゃん起きて起きて!」
甲高い金属のぶつかり合う音がして、突然眠りが妨げられる。
一応目は覚めたけど頭はまだ半分以上眠ってて、私は布団の中でごそごそと丸まった。
「今何時?」
独り言のように言うと、勢いよく布団がめくられた。
「8時! 朝ごはん食べよ」
しょうがなくうっすらと目を開けると、ベットの横にシグマが鍋とおたまを持って立っている。
さっきの金属音はこれか。
「何その原始的な起こし方……サザエさんでもやんないよ、そんなの」
私は昨日の服を着たまま寝ていた。いつ寝たんだっけ……
「俺、毎朝これやる係だよ」
「係? 何それ……てか何勝手に人の部屋に入って来てんのよ」
そうだ、この広い部屋は昨夜――日付はもう今日だったけど――から私の部屋になった。
甲高い金属のぶつかり合う音がして、突然眠りが妨げられる。
一応目は覚めたけど頭はまだ半分以上眠ってて、私は布団の中でごそごそと丸まった。
「今何時?」
独り言のように言うと、勢いよく布団がめくられた。
「8時! 朝ごはん食べよ」
しょうがなくうっすらと目を開けると、ベットの横にシグマが鍋とおたまを持って立っている。
さっきの金属音はこれか。
「何その原始的な起こし方……サザエさんでもやんないよ、そんなの」
私は昨日の服を着たまま寝ていた。いつ寝たんだっけ……
「俺、毎朝これやる係だよ」
「係? 何それ……てか何勝手に人の部屋に入って来てんのよ」
そうだ、この広い部屋は昨夜――日付はもう今日だったけど――から私の部屋になった。