みんなの冷蔵庫(仮)1
「ありえないくらいまずい……お前もう作るな」
そう言うと、京極は箸を置いてしまった。
確かに美味しくない。
多分、お味噌汁はダシを取らずお味噌だけ入れて、わかめも塩抜きをちゃんとしてない。
「ちょっと! そんな言い方……せっかく一生懸命作ってくれた人に失礼でしょ!」
落ち込んで暗い顔をする佐田さんを見たら、一生懸命作ってくれた事は分かる。
それをまずいなんて一言で片付けたりできない。
「だったらくらら、僕の分も食べればいい」
京極はにやにやと私を見て言った。
「えっ……」
思わずお箸を握りしめ固まってしまう。
まだ口に残る塩辛さとザラつきを思うと、正直胃が痛くなる。
そう言うと、京極は箸を置いてしまった。
確かに美味しくない。
多分、お味噌汁はダシを取らずお味噌だけ入れて、わかめも塩抜きをちゃんとしてない。
「ちょっと! そんな言い方……せっかく一生懸命作ってくれた人に失礼でしょ!」
落ち込んで暗い顔をする佐田さんを見たら、一生懸命作ってくれた事は分かる。
それをまずいなんて一言で片付けたりできない。
「だったらくらら、僕の分も食べればいい」
京極はにやにやと私を見て言った。
「えっ……」
思わずお箸を握りしめ固まってしまう。
まだ口に残る塩辛さとザラつきを思うと、正直胃が痛くなる。