みんなの冷蔵庫(仮)1
「セーフ」
シグマはそう言って胸を撫で下ろし、床に転がる椅子の側まで行き、片手でそれを起こした。
「ちょっと失敗しちゃったね」
残り四脚重なった椅子を下ろしながら、シグマは肩をすくめて言う。
「イメージがはっきり固まる前に出しちゃって、マズイ! と思った時には遅かったって感じ」
「怪我がなくてよかった」
「うん。ごめんね」
二人共、なんとなく深い話を避けるように、椅子を元の場所に戻した。
シグマはそう言って胸を撫で下ろし、床に転がる椅子の側まで行き、片手でそれを起こした。
「ちょっと失敗しちゃったね」
残り四脚重なった椅子を下ろしながら、シグマは肩をすくめて言う。
「イメージがはっきり固まる前に出しちゃって、マズイ! と思った時には遅かったって感じ」
「怪我がなくてよかった」
「うん。ごめんね」
二人共、なんとなく深い話を避けるように、椅子を元の場所に戻した。