みんなの冷蔵庫(仮)1
京極は見た目によらず不器用というか、勘違いというか……会話の途中なんかでもすぐに体に触れてくるし、コミュニケーションの仕方を間違えている気がする。


「首輪にわざわざ京極って書いてるよ」


シグマがそう言うと、京極の顔色がサッと変わった。


「それは……」


京極は真っ赤な顔をして慌てて床のクマに飛び付くと、首輪を手で隠した。



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