みんなの冷蔵庫(仮)1
私は声を殺して泣きながら、シグマの血の気の無くなった青白い顔を見て、また「ごめんね」と鳴咽混じりに呟いた。
謝ったってしょうがないんだから、謝りたい訳じゃないのに。
どうして、ごめん、しか出てこないんだろう。
「頭冷やそうか? タオル濡らしてくるね」
独り言のようにそう言って立ち上がろうとすると、シグマの腕が弱々しく伸び、私の腕を掴んだ。
「行かないで」
さっき「大丈夫」と言ってくれた時の声と正反対の、か細く震える声。
「くららちゃん」
息も荒く絶え絶えに名前を呼んで、仰向けに寝たまま、開ききっていない目で見つめてくるシグマを見ると、より一層胸が苦しくて涙で視界がぶれた。
さっきまで元気だったのに。
急にどうしたの?!
誰か助けて……
謝ったってしょうがないんだから、謝りたい訳じゃないのに。
どうして、ごめん、しか出てこないんだろう。
「頭冷やそうか? タオル濡らしてくるね」
独り言のようにそう言って立ち上がろうとすると、シグマの腕が弱々しく伸び、私の腕を掴んだ。
「行かないで」
さっき「大丈夫」と言ってくれた時の声と正反対の、か細く震える声。
「くららちゃん」
息も荒く絶え絶えに名前を呼んで、仰向けに寝たまま、開ききっていない目で見つめてくるシグマを見ると、より一層胸が苦しくて涙で視界がぶれた。
さっきまで元気だったのに。
急にどうしたの?!
誰か助けて……