みんなの冷蔵庫(仮)1
「リューマンが好きなんでしょ?」


離された手を引っ込める事もできずにベットに置いたまま、何と言っていいのか分からず、顔を上げた。

俯いているのは失礼だと思ったからだけど、でも多分、「何て言ったらいいか分からない」て浮かんだままの顔だったと思う。


「邪魔したりしないからね」


シグマの綺麗な瞳は、この時が一番眩しかった。


「キス、ありがとう」


そんな風に言わないで。

シグマ……



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