みんなの冷蔵庫(仮)1
「何でも好きなだけ食べろ。そして少し黙ってろ」
「やったー」
京極の呆れた声に、シグマは奥の大きなテーブルの上に置かれた、フルーツの盛り合わせみたいなお皿からリンゴを一つ取った。
「くららちゃん憶えてる? 俺すごーくリンゴ好きなの」
シグマはテーブルによじ登ったまま、真っ赤なリンゴをジーパンの太腿で拭いた。
「うん。憶えてるよ」
私がそう言うと、シグマは満足そうに微笑んでリンゴに噛り付いた。
「やったー」
京極の呆れた声に、シグマは奥の大きなテーブルの上に置かれた、フルーツの盛り合わせみたいなお皿からリンゴを一つ取った。
「くららちゃん憶えてる? 俺すごーくリンゴ好きなの」
シグマはテーブルによじ登ったまま、真っ赤なリンゴをジーパンの太腿で拭いた。
「うん。憶えてるよ」
私がそう言うと、シグマは満足そうに微笑んでリンゴに噛り付いた。