みんなの冷蔵庫(仮)1
その時

急にぴかっと眩しい光が空き地全体に広がった。

その光は一瞬で消え、次の瞬間、機関銃を撃ったみたいに短い光の連段となり、またすぐ消えた。

そして間髪入れずにまばゆいばかりの濃いピンクの光が、煌々と私達の掘った穴から放たれ、次第に明度は弱まり、穴の中心だけが弱々しく光を放った。



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