近くて、遠い。



お昼、約束通り屋上に来た私たち。

『ここらへんで食べよ!』

「うん。」

いつもと変わらない会話。
楽しくお昼をすごしていた、そんなとき。

『私ね、愁くんに告白したの!
でもね、振られちゃった』

そ、そっかあ。その言葉しか言えなかった
言わなきゃ。私も愁が好きだって

「あ、あのね!!私っ澪ちゃんに言ってなかった事があるの!!」

『なーに?』

「わ、わたしも愁が好き…なの。黙っててごめんなさいっ!!」








        “知ってた”


















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