近くて、遠い。


確かに愁はモテる、中学の時もそうだった。
現に今だって女の子に囲まれてるし。
かっこいいし、誰にでも優しい。

私は愁がすき。でも今仲良くなったばかりの
澪ちゃんを敵に回したくない。

自分の気持ちを隠すしかないのかなあ。

『胡桃ちゃーん??どうしたの??
 応援…してくれるよね?』
と心配そうな顔で言われ私は頷くしかなかった。

「お、応援するよ!澪ちゃん可愛いし、大丈夫!」

澪ちゃんはえへへ、ありがとう。と照れながら言った。

澪ちゃんはすごく美人で平凡な私なんか勝てるわけないと思った。




< 7 / 26 >

この作品をシェア

pagetop