カフェには黒豹と王子様がいます
第一章 気が散るほどイケメンな二人
第一章 気が散るほどイケメンな二人
「いらっしゃいませ」
「い……いらっしゃいませ」
「おい、西口!もっと大きな声で言わねえと、お客さまに聞こえないぞ」
「はぁ~い……」
大学に入って初めてのバイト先。
駅前のカフェ『コンフォート』。マスターが作るケーキとこだわりのコーヒーの店。いつもコーヒーの香りが店内に漂う。店員はマスターとバイトの男の人が二人。
この店に初めて入った時の店の雰囲気、コーヒーの香りがたまらなくて、店員募集の張り紙にすぐに飛びついたのだった。
40代半ばくらいのおっとりしたマスターに、にっこり笑って見せたら、即採用。
今日からこの店のウエイトレスになった。
お盆はトレンチ、台ふきはダスター、お水のコップはタンブラー、なんか覚えることがたくさんあるのに、何だろうこのイケメンの先輩二人。
気が散る(?)
「いらっしゃいませ」
「い……いらっしゃいませ」
「おい、西口!もっと大きな声で言わねえと、お客さまに聞こえないぞ」
「はぁ~い……」
大学に入って初めてのバイト先。
駅前のカフェ『コンフォート』。マスターが作るケーキとこだわりのコーヒーの店。いつもコーヒーの香りが店内に漂う。店員はマスターとバイトの男の人が二人。
この店に初めて入った時の店の雰囲気、コーヒーの香りがたまらなくて、店員募集の張り紙にすぐに飛びついたのだった。
40代半ばくらいのおっとりしたマスターに、にっこり笑って見せたら、即採用。
今日からこの店のウエイトレスになった。
お盆はトレンチ、台ふきはダスター、お水のコップはタンブラー、なんか覚えることがたくさんあるのに、何だろうこのイケメンの先輩二人。
気が散る(?)
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