カフェには黒豹と王子様がいます
と、にっこり笑って素直にはっきり言う姿が、逆に好感が持てた。
私には怒ってばっかりだった小野田先輩は、今日子さんには甘々で、
「もうそんなことできるのか?」
「すげえなお前」
と、ほめ言葉の応酬だった。
何だろうこの違い。
ふと気がつくと、徳永先輩が私を見ている。
ギュッと胸が締め付けられる。
昨日の事を思い出す。
徳永先輩がまっすぐ私に向かってくる。
な、なに?
「そんな顔すんな、頼むから」
え?私どんな顔してたんだろう。
「僕、ずるいよな。卑怯な事してる。ごめん、西口。実は今日子は……」
「すいませーん、メニューくださーい」
お客さんだ。
私には怒ってばっかりだった小野田先輩は、今日子さんには甘々で、
「もうそんなことできるのか?」
「すげえなお前」
と、ほめ言葉の応酬だった。
何だろうこの違い。
ふと気がつくと、徳永先輩が私を見ている。
ギュッと胸が締め付けられる。
昨日の事を思い出す。
徳永先輩がまっすぐ私に向かってくる。
な、なに?
「そんな顔すんな、頼むから」
え?私どんな顔してたんだろう。
「僕、ずるいよな。卑怯な事してる。ごめん、西口。実は今日子は……」
「すいませーん、メニューくださーい」
お客さんだ。