カフェには黒豹と王子様がいます
私は、紙とペンを出した。
『ありがとうございます。迷惑かけてごめんなさい。また、声が出るようになったら話を聞いてくださいね』
そう書いて、竹本さんに渡した。
「迷惑なんて思わなくてもいいのよ。西口ちゃんが辛い時に、私に会いたがってるって聞いて、うれしかったんだからね。いつでも話聞いてあげるわよ」
竹本さんが私の頭をなでた。
私は経過を見るために1週間ほど入院という事になった。
その間、豊川くんは毎日マスターのケーキを持って現れて、たわいもない話で私を笑わせて帰って行った。
徳永先輩も、忙しい合間を縫って来てはくれているようで、いつも入らずに、小さなお花が置いてあった。
看護師さんが、「背の高い人でしたよ」というから徳永先輩だとすぐに分かった。
『ありがとうございます。迷惑かけてごめんなさい。また、声が出るようになったら話を聞いてくださいね』
そう書いて、竹本さんに渡した。
「迷惑なんて思わなくてもいいのよ。西口ちゃんが辛い時に、私に会いたがってるって聞いて、うれしかったんだからね。いつでも話聞いてあげるわよ」
竹本さんが私の頭をなでた。
私は経過を見るために1週間ほど入院という事になった。
その間、豊川くんは毎日マスターのケーキを持って現れて、たわいもない話で私を笑わせて帰って行った。
徳永先輩も、忙しい合間を縫って来てはくれているようで、いつも入らずに、小さなお花が置いてあった。
看護師さんが、「背の高い人でしたよ」というから徳永先輩だとすぐに分かった。