カフェには黒豹と王子様がいます
第二十六章 最終章
第二十六章 最終章
小野田先輩がフランスに行ってしまってから1年間、竹本さんの店でバイトしていた。
カフェ『コンフォート』には戻りづらくて、そんな時にマスターが竹本さんにお願いしてくれた。
小野田先輩からはたまにハガキが来る。
自分の作った美味しそうなケーキをハガキにして、「うまそうだろう」と一言書いてある。
ただそれだけのやり取り。
それが、私には我慢できなかった。
3年なんて待てない。
ごめんなさい小野田先輩。
だって、そばに徳永先輩がいるんだもん。
小野田先輩がフランスに行ってしまってから1年間、竹本さんの店でバイトしていた。
カフェ『コンフォート』には戻りづらくて、そんな時にマスターが竹本さんにお願いしてくれた。
小野田先輩からはたまにハガキが来る。
自分の作った美味しそうなケーキをハガキにして、「うまそうだろう」と一言書いてある。
ただそれだけのやり取り。
それが、私には我慢できなかった。
3年なんて待てない。
ごめんなさい小野田先輩。
だって、そばに徳永先輩がいるんだもん。