カフェには黒豹と王子様がいます
番外編 小野田 恭一①
番外編 小野田 恭一①
俺がこの店に初めて来たとき、コーヒーの匂いもそうだったが、何よりケーキにひかれた。
この味、口の中に広がる香り、食べた時の食感、素材同士の組み合わせ、どれをとっても天才的。
何より食べた時のお客さんたちの幸福感。
店の名前である『コンフォート』
癒しの空間。
ここでバイトしないかと、中学の時からの友人の徳永に言われた時、俺は二つ返事で引き受けた。
マスターに会わせてもらえると聞いたときは、ドキドキした。
40代半ばくらいのおっとりしたマスターは、とにかく博愛精神旺盛で、包容力がある感じだった。
本当にお客様のためにケーキを作っているんだなと感じた。
徳永はもともとお煎茶をやっていたので、「おもてなしの心」が身についていると思った。
俺がこの店に初めて来たとき、コーヒーの匂いもそうだったが、何よりケーキにひかれた。
この味、口の中に広がる香り、食べた時の食感、素材同士の組み合わせ、どれをとっても天才的。
何より食べた時のお客さんたちの幸福感。
店の名前である『コンフォート』
癒しの空間。
ここでバイトしないかと、中学の時からの友人の徳永に言われた時、俺は二つ返事で引き受けた。
マスターに会わせてもらえると聞いたときは、ドキドキした。
40代半ばくらいのおっとりしたマスターは、とにかく博愛精神旺盛で、包容力がある感じだった。
本当にお客様のためにケーキを作っているんだなと感じた。
徳永はもともとお煎茶をやっていたので、「おもてなしの心」が身についていると思った。