カフェには黒豹と王子様がいます
第十一章 マスター代行のオネエさん
第十一章 マスター代行のオネエさん
初日は(あれでも)おとなしかった竹本さんが、日に日に本性を現していく。
昨日は、注文が入ったのに厨房にいないと思ったら、裏で小野田先輩に壁ドンしていた。
「あんたホントに好みのタイプ~。猫っぽくて……いや、チーターとか豹って感じ?いい男ねぇ~」
「は、離してください」
「すいません、注文入ってます!」
大きい声でそういうと、竹本さんはちらっと私を見てキッと睨む。
壁ドンから解放された小野田先輩は、ほっと胸をなでおろしていた。
「小野田先輩らしくないですね」
「どんな人が来ても、何とかするって言っちまったからな」
そう言えばそんなこと言ってた。
初日は(あれでも)おとなしかった竹本さんが、日に日に本性を現していく。
昨日は、注文が入ったのに厨房にいないと思ったら、裏で小野田先輩に壁ドンしていた。
「あんたホントに好みのタイプ~。猫っぽくて……いや、チーターとか豹って感じ?いい男ねぇ~」
「は、離してください」
「すいません、注文入ってます!」
大きい声でそういうと、竹本さんはちらっと私を見てキッと睨む。
壁ドンから解放された小野田先輩は、ほっと胸をなでおろしていた。
「小野田先輩らしくないですね」
「どんな人が来ても、何とかするって言っちまったからな」
そう言えばそんなこと言ってた。