カフェには黒豹と王子様がいます
閉店後、裏のソファに座らされた私の目の前には、かなりにご機嫌斜めの小野田先輩と、半泣きの竹本さん、複雑な顔の徳永先輩がいる。
「あのさ、どうしても話したくないっていうなら無理には聞かないけど……」
「いや!俺は聞く権利がある!お前が裏にこもっちまうから、バイトが終わる時間になっても帰れねえ、出てこねえから代わりに閉店まで仕事してやったんだ」
「す、すいませんでした」
「まあまあ小野田、そんな怖い顔してたら、言えることも言えなくなるから」
「悪かったな!元からこんな顔だ!」
「まあ、竹本さんの方の事情は見てたら大体わかったけど、西口の方はさっぱりわからないんだ」
「……はい」
「話してくれる?」
「……私もちょっと混乱してるので、うまく話せるかどうかわからないんですが……」
「あのさ、どうしても話したくないっていうなら無理には聞かないけど……」
「いや!俺は聞く権利がある!お前が裏にこもっちまうから、バイトが終わる時間になっても帰れねえ、出てこねえから代わりに閉店まで仕事してやったんだ」
「す、すいませんでした」
「まあまあ小野田、そんな怖い顔してたら、言えることも言えなくなるから」
「悪かったな!元からこんな顔だ!」
「まあ、竹本さんの方の事情は見てたら大体わかったけど、西口の方はさっぱりわからないんだ」
「……はい」
「話してくれる?」
「……私もちょっと混乱してるので、うまく話せるかどうかわからないんですが……」