炭酸キャンディ
「今の、本音?」
そこ流してほしいのに...
と思いつつもあたしが静かに頷くと
駿くんは優しく笑った。
「よかった、俺も同じこと思ってたから。」
えっと...どうしよう。
サラッと言ったその一言を
頭の中で何度もリピートする
゛俺も同じこと思ってたから゛
う...そでしょ?
駿くんもあたしとならいいって思ってくれてたってことだよね?
こんなこと言われたら...勘違いしちゃうっていうか...
いや、ちがう。
『友達』だからよかったって意味か...
けど、それでも嬉しい。
駿くんにプラスな存在になれたことが嬉しい。
「つーかさ、これ俺らいる意味なくね?」
「あたしも思ってた...」
駿くんにつられてあたしも笑った。
「一層のこと帰っちゃう?」
「えっ...」
もう少しこのまま2人でいたい...
そんな風に思っちゃうのは自然なことだよね