愛してるって言って
圭ちゃんの表情ひとつひとつがあたしの心に染み渡ってきて、どんどん圭ちゃんのことが好きになっていく。


きっとこれからも圭ちゃんのいろんな表情を見て、もっともっと好きになっていくんだろうな。



「ん? どうした?」



凝視するようにじっと圭ちゃんを見ていたからか、圭ちゃんがそれに気づいて首を傾げている。



「んーん、何でもないっ」



そう言って繋いでいた手を離すと、そのままぎゅっと抱きつくように圭ちゃんの腕に自分のそれを絡めた。
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